• 2026.02.09
【幼児クラス/区立N園】 葉っぱの色から広がる、探究と表現の時間 <とうきょう すくわくプログラム実施レポート>

「すくわくプログラムに関心はあるが、

実際の園ではどのように行われているのか知りたい」

そんな園長先生に向けて、

今回は区立N園・幼児クラス(5歳)で実施した

すくわくプログラムの実践事例をご紹介します。

 

私たちは、

すくわくプログラムに対応した kashiko™メソッドの外部講師として、

園の日常保育に無理なく組み込める「色彩知育」の時間をお届けしています。

🌿実践概要|幼児クラス(5歳)

・対象:幼児クラス(5歳)

・テーマ:葉っぱの色を見つけよう

・ねらい:

  ・観察力・探究心を育てる

  ・色の違いに気づき、言葉と表現につなげる

  ・正解のない中で、自分なりに考え、表現する経験を重ねる

🌿葉っぱの色に目を向ける時間

「同じ緑」に見えるものを、よく見てみる

一見すると同じ「緑色」に見える葉っぱ。

しかし、よく観察してみると、

・明るさの違い

・鮮やかさの違い

・表と裏で異なる色合い

など、さまざまな緑のトーンがあることに気づきます。

今回は、実物の葉っぱを使いながら、

色を観察し、分析し、その後に制作活動へとつなげました。

触ったときの感触や、葉脈の様子など、

視覚だけでなく五感を使って観察する時間を大切にしています。

🌿こどもたち自身が集めた葉っぱから始まる探究

レッスンは、

子どもたちが自分で緑の葉っぱを集めてくるところから始まりました。

形や大きさの異なる葉っぱを並べ、

色かるたを使って色探しを行います。

1枚の葉っぱの中から、

・深緑

・青緑

・エメラルドグリーン

・ビリジアン

など、複数の色を見つけていくこどもたち。

「緑って、こんなにたくさんあるんだ」

そんな気づきが、

大人に教えられるのではなく、

こども自身の発見として生まれていきました。

🌿緑の折り紙で表現する「自分が見つけた色」

色探しのあとは、制作活動です。

複数の緑色の折り紙の中から、

「これが好き」「この色が葉っぱに近い」と感じた色を選び、

・切る

・ちぎる

・貼る

といった方法で、画用紙の上に表現していきました。

🌿表現は、一人ひとり違っていい

正解がないからこそ、育つ力

ハサミで形を考えながら切る子。

指でちぎる感触を楽しむ子。

葉っぱの形にこだわる子もいれば、

貼る行為そのものに没頭する子もいます。

同じテーマ、同じ材料でも、

表現の仕方は一人ひとり異なります。

 

 

「こうしなければいけない」という見本や正解がないからこそ、

子どもたちは自分のペースで、

自分なりの表現を見つけていきます。

 

🌿保育者の気づき|見本がなくても、子どもは考え始める

「ワークを始めていいよ」と声をかけたとき、

すぐに手が動く子もいれば、

少し戸惑いながら周囲を見ている子もいました。

一見すると気になる場面ですが、

その子たちも周囲を観察し、考え、

少しずつ手を動かし始め、

最終的には自分なりの表現にたどり着いていました。

 

見本がないと制作が難しかった子どもたちが、

経験を重ねる中で、

「自分はどうしたいか」

を考え、表現できるようになってきていることを、

先生方も実感されています。

🌿半年間の積み重ねが、発表会へとつながった瞬間

すくわくプログラムを半年間導入してくださった園で、

発表会が行われました。

その劇のテーマは、「色」。

これまでの活動を通して子どもたちが経験してきた、

・混色して色をつくること

・自分の好きな色と、その理由に気づくこと

・正解はなく、どの色も素敵であること

・自分の「好き」も、誰かの「好き」も大切にすること

そうした学びが、劇の中で自然に表現されていました。

 

 

舞台に登場した「木」に使われていた葉っぱは、

レッスンの中で子どもたち自身が表現した作品です。

🏠園での活動が、家庭へとつながっていく

園での何気ない日々の活動。

その中で育まれた、色への感覚、感性、知性。

そして、子ども一人ひとりを丁寧に見つめてきた、先生方のまなざし。

それらが重なり合い、

発表会という形で表現され、家庭へとつながっていきました。

会話が生まれ、記憶に残り、

心の中に、確かに積み重なっていきます。

すくわくプログラムは、特別な教材や指導を足すものではありません。

日常の保育を、少し深く、少し丁寧に見つめ直すことで、

子どもの探究心と主体性を育てていくプログラムです。

園長先生へ|導入をご検討の方へ

kashiko™メソッドのすくわくプログラムは、

特別な教材を必要としない

園にある環境・素材で実施できる

外部講師が入りながら、職員の視点も育つ

日常保育と自然につながる

という特徴があります。

「すくわくを、現場で無理なく続けたい」

そんな園にこそ、導入していただきたい実践です。

 

📩 お問い合わせ
一般社団法人 日本こども色彩協会 公式ホームページより

  お問い合わせフォーム

 

執筆者: とうきょうすくわくプログラム幼児クラス担当
kashiko™︎教室江戸川区小岩クラス野口 絵理

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