【今回のテーマ:キラキラと星の形⭐】
〜とうきょうすくわくプログラム × kashiko®メソッド〜
今回のテーマは「キラキラ」と「星の形」。
光や形の違いに気づく体験を通して、観察力・表現力・探究心といった非認知能力の土台を育んでいきます。
【見え方の違いを体感する】
まずキラキラしている色と、そうでない色を見比べる活動を行いました。
同じ色でも、光を反射して輝く素材、光を反射しないマットな素材を並べて提示し、「どこが違うかな?」「どの色をキラキラさせた色?」と問いかけながら、光の角度や当たり方によって見え方が変わることを体感しました。
子どもたちは、
・素材を傾けてみる
・目線を変えてのぞき込む
・何度も持ち直して確かめる
など、自ら確かめようとする姿を見せていました。

【身近な環境から⭐を見つけ出す】
もう一つは「星の形」に注目した形探し。
・国旗の中にある星
・お部屋の装飾
・お友だちの洋服の柄
など、身近な環境の中から星を探しました。
「ここにもあった!」という発見が、室内外の環境への興味へとつながっています。
【こどもの変化】
・制作活動の中で、のりを使って貼ったキラキラ部分を「ハンバーグみたい」と見立てるなど、自分のイメージを作品に重ねて表現する姿が見られました。
・光の当たり方によって見え方が変わることに気づき、素材を傾けたり、覗き込んで映る自分の顔を見つけたりする様子が見られました。
・発表の場面では、自分の作品を見せながら説明しようとする姿や、他児の発表に拍手を送る様子も見られるようになりました。
単なる制作活動ではなく、「気づく → 確かめる → 表現する」という流れが生まれ始めています。

【先生方の取り組み】
・朝の会の中でホワイトボードを活用し、「日付」や「お天気」を確認する習慣を取り入れるなど、日常の流れの中に言葉と認識を結びつける関わりを実践。
・「8日」を「はちにち」ではなく「ようか」と正しい読み方で伝えるなど、日々の声かけの中で語彙の質を意識する関わりが見られました。
・散歩中に葉の色の違いや光の当たり方について言葉を添えるなど、五感で感じたことを言語化する働きかけを継続されていました。
・制作活動においても「どんな形に見える?」「何に似ているかな?」と問いかけることで、子どもの見立てや発想を引き出す関わりが増えてきました。
・室内環境の装飾や子どもの持ち物に着目し、星の形を一緒に探すなど、日常生活の中に形への気づきを促す場面を主体的に取り入れられています。
【保育に活かせるkashiko®の視点】
乳児期における「光」や「形」といった感覚的な違いへの気づきは、色や空間、物事の距離感を理解するための基礎となります。
こうした違いを認識する経験は、
・比較する力
・分類する力
・関係性をとらえる力
といった、思考の土台形成にもつながります。特別な教材がなくても、視点と問いかけが変わることで、日常の環境が探究の場へと変わります。

【まとめ】
今回の「キラキラ」のテーマでは、
①光の違いを見る(視覚)
②素材に触れる(触覚)
③形を探す(認知)
といった体験を組み合わせることで、日常の中で観察や探究につながる関わりを意識しました。
乳児期においては、「違いに気づく経験」そのものが学びの出発点となります。
また、朝の会や散歩、制作活動など、日常の保育場面において先生方が主体的に声かけや環境設定を工夫する姿が見られました。
こうした小さな実践の積み重ねは、
・子どもの観察力や表現力の育ちを支えるだけでなく
・保育者の関わりの質の向上
・園全体の保育の質の底上げ
にもつながっています。
探究の視点を日常保育に取り入れることで、一過性の活動ではなく、継続的な学びの環境づくりが実現されています。こうした実践は、保護者への保育内容の説明や園の教育的価値の可視化にもつながります。
【次回テーマは伝統色】
次回は、日本の「伝統色」に着目した探究あそびを予定しています。
日常生活の中にある色の違いや名前に触れることで、子どもたちの観察力や言葉の理解をさらに深めていきます。
今後の活動もぜひご注目ください。
【保育園・幼稚園・こども園の園長先生へ】
とうきょうすくわくプログラム × kashiko®メソッドは、「色 × 知性 × 感性」をテーマにした 0歳からの探究型プログラムです。
- 乳児期から非認知能力を育てたい
- 日常保育に探究活動を取り入れたい
- 外部講師の導入を検討している
- 保育の質向上につながる実践を探している
とお考えの園さまは、ぜひ導入をご検討ください。
📩 お問い合わせ
一般社団法人日本こども色彩協会 公式ホームページよりご連絡いただけます。
執筆者: とうきょうすくわくプログラム 乳児クラス担当
kashiko®教室 多摩国分寺クラス 切山ともみ




